90歳を過ぎたら

90歳を過ぎ、一人で暮らしたいという高齢者を周りは簡単には答えを出せません。

ただ、自分のことは自分でできるという本人の自信とやる気は継続して尊重したいと思っています。

そこで今回、ケアホームという場所を見学してきました。

自分の部屋が一人一人にあり、自分で部屋を掃除したり、食事を作りたいときは簡単な料理は作ることができるキッチンがついています。

基本的には、食堂へ行き、自分でお膳を持ってテーブルにつくのですが、食べ終わったらまた、お膳を返すという方法です。

そして、お金の管理が自分でできる人であること、部屋は一人ですが、周りと喧嘩などしないなど、協調性は最低限求められます。

あとは、年金に応じて毎月の金額が少しずつ変わってきます。

日中、受付で時間と行き先をきちんと申告すれば、外出も自由です。

この条件を見せたところ、見学してみて、本人は今まで施設に抵抗を感じていたのですが、ここなら入るのも悪くないという気持ちになったようで、申し込みをしてきました。

基本的な料金から、既に年金をオーバーしていて、電気代や暖房費など毎月支援は必要になりますが、本人が何かあったとき、周りも生活を大切にしつつ、安心して預かってもらえて、自由を持たせつつ、共同生活の中で、何かあってもプロが近くにいるケアホームという場所は、本人にとって一番の選択だったと私たち家族の中では、思っています。